10連休のゴールデンウィーク!問題点はないの??

1.喜ばしくない人のほうが多い?超大型ゴールデンウィーク

2019年のゴールデンウィークは新天皇即位のタイミングと重なることから、4月27日から5月6日までの間が10連休となります。
それほど長く休み続けば、学校や会社を休んでレジャーを楽しめるという人も多いでしょうが、一方で問題が出てくる部分もあります。

問題点をみていくと、休日であろうが休める業界と休めない業界があります。
人が移動するのであれば、鉄道や飛行機、バスなどは動いていなければいけません。

食事をするための飲食店、コンビニなども休みで人が賑わうところでは、稼ぎ時となります。
旅行をする人も多いでしょうから、旅行代理店も必要になりますし、病院もどのタイミングで患者が来るのかわからないです。

そういった休みをつくれない業界では、いつもどおりに仕事をすればいいというものではなく、10連休という未知の状態でどんなトラブルが起きるかわからないことに不安を感じています。

こういった休み方の違いが、労働格差につながるのではないかという意見もあります。
そういった業界でも社員を休み無しで働かせることはできません。

2.宿泊費は跳ね上がり物流が止まるという問題も・・・

休みを取らせるとなれば、その間の労働力としてアルバイト・パートを雇うことになります。
当然ゴールデンウィーク中に働くということで、時給は多くしなければいけませんが、同じように人手が欲しい業界で取り合えば、それでも人が来ないことがあります。

会社員とで10連休を取れる人でも、それほどの長期休みとなれば普段とは違ってより遠くの観光地に行きたいと考えます。
そうなると航空券を取るのは大変ですし、売っていてもかなりの高値となってしまいます。
家族分の航空券を確保するとなれば、宿泊費も含めてかなりの出費です。

それから、休みの間は物流が止まることも問題点の一つです。
運送業者が休みになれば家庭に配達される荷物が届かなかったり、工場のラインが止まって商品が出荷されないといったことも出てきます。

物流が止まることを見越して、その前に多くの在庫を確保しようとする動きが出てきます。
物流業界に係る負担が重くなるのです。
郵便については、休みの間に配達をする日を作るという話が出てきていますが、それで問題が出ないとはいえません。

3.銀行など金融業界が抱える大きな問題とは?

金融業界でも大きな問題点があります。
ゴールデンウィークは日本だけのことで、海外ではその間の市場は動いています。

もしも、海外で大きな動きがあった時に市場が動く休み明けまで何も出来なかったときには、株主に大きな損失が出てくる恐れがあります。

銀行はATMの操作はできますが、機械にある現金が切れてしまったり、窓口で手続きをできなくなることで不便な状況になる可能性があります。
そういうことを避けたいために、休み前になって多くの人が銀行に押しかけることが予想されます。
そうなると、窓口で長い時間を待たなければいけません。

4.役所での公的手続きも基本的には行えない

役所で公的な手続きはできるのか、というと公務員も基本的にはゴールデンウィークは休みです。
その間に各種手続きができるかは、自治体によって業務時間外でも受け付ける窓口があるのかによって変わってきます。

もし、窓口がないときには休みの間は何も出来ません。
ただし、出生届や離婚届など戸籍に係る届出については、対応してくれます。
役所に用があるならば、それを踏まえて準備して置かなければいけません。

5.フリーランスの苦悩

雇用形態に関わる問題点ということでは、正社員として会社づとめをしているのであれば給与の保証があって安定した生活を送れます。
しかし働いた分だけ稼げるフリーランスなどで、ゴールデンウィーク中にクライアントが休みとなってしまうと、いくら働けるといっても仕事がありません。

10日間も仕事ができない日が続けば、それだけ収入が減って翌月、翌々月の生活が苦しくなってしまいます。
フリーランスの場合、仕事がないことに保証はなく収入が減ったらならば、蓄えを切り崩してしのがなければいけません。

 

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